明日、別れましょう
「藍羅? 辛い?」
「……」
「おい、藍羅?」
ぽんぽんっと頭を撫でてくれる爽汰。
さっき野村されたのとは全然違う。爽汰にされる方が心地いい。
ああ。なんだかんだ。
別れたいとかなんとか言ってるくせに、あたし、やっぱり爽汰が好きなんだ。
爽汰以上に、好きな人、いない。
別れたくない。
振られたくない。
爽汰を傷つけたくない。
──ねぇ、爽汰?
もし、あたしが他の男と寝たって言ったら、どうする?
答えなんて、決まってる。