YOUR COLOR
俺が1人でむかむかしていると、
ふいに、女子達の高い声で俺の名前が聞こえた。
「あ、あれ、菅野くんじゃない?
あたし、知ってるー!
菅野くんの好きな人ってさー・・・」
女の子のうわさ話。
耳にあてて、こしょこしょ話してる。
女子ってそういう情報まわるの、速いからなあー。
・・・って、
ちょっと待て。
なんで俺の好きな人、
みんな知ってんだよ!
俺、けいた以外誰にも言ってなかったのに・・・
けいた!!
あいつーー!!!
よくも!
「おい、けいた!!」
「はあい?」
・・・ふざけている。
これまでの怒りはどうしたのか、
あきれて怒ることが出来なくなってしまった。
ふいに、女子達の高い声で俺の名前が聞こえた。
「あ、あれ、菅野くんじゃない?
あたし、知ってるー!
菅野くんの好きな人ってさー・・・」
女の子のうわさ話。
耳にあてて、こしょこしょ話してる。
女子ってそういう情報まわるの、速いからなあー。
・・・って、
ちょっと待て。
なんで俺の好きな人、
みんな知ってんだよ!
俺、けいた以外誰にも言ってなかったのに・・・
けいた!!
あいつーー!!!
よくも!
「おい、けいた!!」
「はあい?」
・・・ふざけている。
これまでの怒りはどうしたのか、
あきれて怒ることが出来なくなってしまった。