愛を知らないあなたに

天孤の忠告

―――翌日の朝。


あたしは琥珀様をじーーーっと見つめていた。




自分の気持ちに気付き。


琥珀様を変えることに決めたけれど・・・・・・。





「どうした生贄。」


「いえなんでもありまへんっ!!!」



じっと見すぎていたらしい。

琥珀様に怪訝に思われちゃったぜ。



しかし『ありまへん』ってなんだよあたし。

『へん』って。


意識しすぎてるよなぁ・・・。




「タマ、生贄はどうしたのだ。」


「んー?リンねー、気付いたんだよー。

琥珀のことがす「いか食べたいね!すいか!!!」」




あたしはタマの言葉に被せた。


タマ・・・なんて奴だこの野郎!

あっさりバラすつもりだったよ!



「すいかー?でも今4月だよー?」


知ってるよ。

すいかは誤魔化すための言葉だよ。




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