ずっと、きみと一緒に(仮)

145cmの歌声



「よし、完璧じゃーんっ」


蓮が満足そうに頷く。


結局、他にやることも見つからないので、前から練習してた好きな歌手の歌をやることに決めた。


……けど、1つ疑問が浮かぶ。


「あの……歌は?」

『歌?』


ゆずと連の声が重なる。


「ボーカル、いらないの?」


普通、そこ考えるよね?

ハッとする蓮だけど、ゆずは不思議そうな顔をする。


「陽南が歌うんじゃないの?」

「え、わたし?」
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