私と君の音が重なったとき
ざわっ
「鈴唯ちゃんが笑った!可愛い」
「え?私笑ってなかった?」
「いや、なんか緊張してたのかわからないけど、引きつった笑い方してたからさ(笑)」
「え、嘘。」
「まじまじ!」
まじか…これからはちゃんと笑えるようにしないと!
一人意気込んでいると
ガラッ
さっきまで静かだった教室は静まり返った
そして次の瞬間きゃあああああああああああという、悲鳴にも近い叫びが私の鼓膜を震わせた
「っ!?」
何事?