神の子供なんだからっ。
「ほんとに”優”しい”神”様なんだな。」
「それ、本心?」
「あたりまえだろ?」
そういって笑った。隼永くん。
その笑顔にドキッとした。
校門で見た笑顔とは違って心から笑ってる笑顔な気がしたから。
「あ、メガネ、外したままじゃん。」
私はメガネをかけようとした。
だけどその腕を掴まれてメガネはかけられない。
「いいじゃん。
俺の前ではこのままで。」
「え、でも、迷惑じゃない?
光ってる髪にこの羽。」
「面白いから大丈夫。迷惑じゃない。」