神の子供なんだからっ。





「ほんとに”優”しい”神”様なんだな。」


「それ、本心?」


「あたりまえだろ?」


そういって笑った。隼永くん。

その笑顔にドキッとした。

校門で見た笑顔とは違って心から笑ってる笑顔な気がしたから。


「あ、メガネ、外したままじゃん。」


私はメガネをかけようとした。

だけどその腕を掴まれてメガネはかけられない。


「いいじゃん。
俺の前ではこのままで。」


「え、でも、迷惑じゃない?

光ってる髪にこの羽。」


「面白いから大丈夫。迷惑じゃない。」




< 25 / 187 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop