ココロノカギ


目の前が真っ暗になって

何にも見えなくなっちゃったら

まるでこの世に自分ひとりだけになったような

孤独感に襲われて恐怖を感じるの


見えないかわりに物音がよく聞こえるから

風が窓ガラスを叩く音とか

誰かが部屋を出入りする音でさえ怖くなっちゃって

早く朝が来ないかなぁって怯えてるときがあるの


世界が闇に覆われてると

心も闇色に染まるのかな

マイナス思考に囚われてしまう


でもね

人は闇を捨てることなんてできない

光には闇が必要不可欠なんだから


目の前にあるもの全て

見えればいいってものじゃない

ときには見たくないものもあるし

見ないほうが幸せだってこともある


毎日が光り輝く日々になれば

楽しいのかもしれないけれど

ずっと光の中にいると感覚が麻痺して

楽しいことが楽しいって感じなくなっちゃう


世界が闇に包まれていたら

一筋の光へと向かって歩き出せる

希望の道筋が明確になるの


闇は誰にでもあるものだから

怖がらなくていい

安心していいんだよ


闇を受け入れるほんのちょっとの勇気を持てば

静謐とした安息を手に入れられる

決して逃れることができない闇と

上手く付き合えばきっと仲良くなれるはず


あなたの味方になってくれるよ

だからあるがままを受け入れてみて


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