ここにいるよ
チャンス


「ただいま」

「お帰りなさい♪♪」


午後8時

部活が終わりバスに揺られ家路に着く


住宅街の中の一軒家

父親が頑張って私が生まれた年に買った家に今日も帰る


いつもと同じく母親が玄関まで出迎える



「渚ちゃん♪♪」

「なっ、何よ」


母が気持ち悪いぐらいにニヤニヤしながら後ろに何かを隠してる


勿体振りながら、

「おめでとう♪!」


パーン!!!



「なっ、何よ!?」

母はいきなり目の前でクラッカーを鳴らした
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