ここにいるよ
可愛すぎる

彼女の笑顔はどこか忍に似てる


イトコってやっぱり雰囲気が似たりするんだ


誌面に載る彼女には、この前の鋭い瞳は存在しない


あの日から彼女の存在は私の中でドッシリ占められる


「渚?」

「私…この人と会った事ある…」


「え〜!いいな〜」


圧倒されるはずだよ

こんなに可愛いんだもん

私なんか足元にも及ばないよ


「イトコ…」

「え?」

「イトコなんだって!忍の」


バサッとPink雑誌を置き直して急いでレジに向かった


「ちょ、ちょっと!渚」


後ろから里子が呼びかけてるけど聞く耳なし


「………」


神様…

お願いします…

私に自信を下さい

揺るがない心を持ちたいんです




「そっかぁ…、リョウがそんな事…」


「……」

近くのカフェで里子にあの日の出来事を話した


いつも相談に乗ってくれる里子に感謝しながらココアを飲まずに黙り込む



「でも…忍は渚と居たいだけで転校までしたんだよ?大丈夫だよ!イトコは結婚出来るって言うけど…でも、渚と忍はお似合いだと私は思うな!」



「里子…」

里子の言葉はいつも心に染みる



思わず目頭が熱くなる

「渚??」

「………」

「リョウなんかに負けるな!渚には私だって一樹だって付いてるんだから!」


「……あり…が…」

里子の優しさが胸にギュッと残る


涙を必死に拭う

親友って本当にかけがえのないものだと改めて実感する



私には沢山の大事な物がある


優しい親友…里子

陰ながらエールをくれる一樹


そして………

いつも私を悲しみから救ってくれる大好きな忍


「あ〜あ、私もカレシ欲しいな〜」


泣く私の頭を撫でながら笑顔で呟く里子に私も笑顔で返す



本当…ありがとう

大好きだよ…里子
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