ここにいるよ
―――
――――
―――――

時間は刻々と過ぎ12時を過ぎてしまう


未だに始まらないのでいらいらする


気を落ち着かせようと競技場の周りを軽く走りこんでた



入口近くまで戻ると里子が両腕を力いっぱい振って呼んでる


「渚〜!市長来たみたいよ〜」



「!!!」

やっと来たの!

遅いよ〜!

でも、早く私の番来ないかな



「森村〜!アップしとけよ〜」


「………もう、充分しましたよ」


「そ、そっか、頑張れ」

部長が悪いわけじゃないけど嫌みを言ってしまう


彼は目を細めてすごんだらエールだけして逃げて行った
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