桃色初恋、甘口キス
「うみ」
後ろから伸びる腕に、その手に、振り向いた格好で顎を上げられた。
「黄原、ダ、ダメっ……!」
ここ、外なのに。
隣に愛ちゃんいるのに。
他にも生徒、いるのに……!
あたしは半ば強引に、唇を奪われた。
「や、ちょ……」
すぐに離されて、口を開いたところで
「本当だ、うみ、すごく甘い」
と極上の笑顔を浮かべた黄原と目が合った。
「あ、あたしも……。
甘いかなって、思ったよ……?」
恥ずかしいからダメだって怒ろうと思ったのに、その笑顔につい、あたしも本音を漏らしてしまった。
「わ、やっぱりそうなんだぁ」
赤く小さくなるあたしを、黄原も愛ちゃんも笑った。
-END-
後ろから伸びる腕に、その手に、振り向いた格好で顎を上げられた。
「黄原、ダ、ダメっ……!」
ここ、外なのに。
隣に愛ちゃんいるのに。
他にも生徒、いるのに……!
あたしは半ば強引に、唇を奪われた。
「や、ちょ……」
すぐに離されて、口を開いたところで
「本当だ、うみ、すごく甘い」
と極上の笑顔を浮かべた黄原と目が合った。
「あ、あたしも……。
甘いかなって、思ったよ……?」
恥ずかしいからダメだって怒ろうと思ったのに、その笑顔につい、あたしも本音を漏らしてしまった。
「わ、やっぱりそうなんだぁ」
赤く小さくなるあたしを、黄原も愛ちゃんも笑った。
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