御曹司さまが放してくれない！！

おい、ここに住め

「ほ、本当か！？」


え・・・・。

わたしが、OKの返事をした途端
今度は心配そうな顔になる。



「はい、本当です。」

「本当に本当か？

本当に俺と恋人同士になってくれるのか？」


「はい・・・えっと、わたしでよければ。」


恋人、というキラキラした言葉に若干頬をそめつつも

ほくそえみながら、それを悟られないように顔をうつむける。



「椎名以外に価値はない。」



・・・・お、おお。


本当に、この御曹司さま・・・なんでわたしなんだろう。





「ありがとう、ございます！」


「それは、俺のセリフだ！

本当にいいんだな？

俺と、ずっと一緒にいてくれるんだな！？」



めちゃくちゃうれしそうに笑顔を向けられる。


そんなに、うれしいの・・・？




誰だってそんな満面の笑み向けられたら、うれしいじゃん。




「はい！！」