慰めのその後に

「失礼します。麦ロックお持ちしました」





ぼんやりどうすれば和哉は納得しラストにする気になるのか？考えていると和哉が頼んでくれたらしい麦ロックが目の前に置かれた。


それを一口含む。





「そうそう、和哉に提案なんだけど」





ラストにする気にならないかを考えた結果、私は。





「いい日本酒手に入ったから家来る？」





家に誘う事を決めた。


まだまだ呑みたいならこんな場所よりも、私の家の方が落ち着いて身体を休ませながら過ごせるのではないかと思って。





「お前の家？」

「そうそう。折角いい日本酒手に入ったのに一人じゃ」

「分かった」

「２４時間営業の酒屋で色々買ってこ。ここからの通り道にあるから」