もう一度、逢えたら…

☆告白の告白

浦野君と
速水君が私を好きだって事が
パニック状態の私には
まだ理解できないでいた。


浦野君と
私の間には
少しの間
沈黙が続いていた。


すると、
何かを考え込むようにしていた
浦野君が
意を決した様に
私の顔を見ながら言った。


「遠藤さん、
俺は
遠藤さんの事
ずっと見てきたから
解ったんだけど、
遠藤さん、
速水のことが
好きでしょう?」


突然
浦野君が言った事に
私はビックリを通り越して、
唖然としてしまった。
< 173 / 216 >

この作品をシェア

pagetop