絶対に好きじゃナイ!

わたしは解放された両手で力いっぱい、わたしを組み敷く社長に抱きついた。


「おい、もうちょっと離れろ。なんもできねえだろーが」


そう言って社長は呆れたような声を出したけど、なんだか幸せすぎてくすくすと笑っちゃうの。


くすぐったい。嬉しい。だいすき。

わたしは全部、全部、社長のものって約束だもんねーー








過熱するわたしと社長の恋愛闘争。

ふたりの間に飛び散る火花がきらきらと光ってあんまり綺麗だから。
いつまでも見ていたいなんて思っちゃう、今日この頃なんですーー





period3:完売済小猫

(お前のことは髪の毛一本、他の男にくれてやるもんは残ってねえよ)
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