俺を嫌いになればいい。





彼はそこにいた。



メールで呼び出されたときは何事かと思ったけど、放って置けるわけもなく塾の帰り道、学校に寄り道した。



そこで彼――飛鳥君は膝まで水に浸け、月を眺めていた。





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