俺を嫌いになればいい。






グシャグシャになった手紙は用をなさなくなり、ビリビリに破いた。『もう、終わりにしようよ。』雪のようにひらひら舞う紙屑は哀しげに風に流される。『好きだけど、さようなら』誰に見られる事もなく、その言葉は儚く散った。





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