私の心を彩る君


あれは確か俺が4歳の時のことだ


星華高校の隣にある大きな公園で杏と和哉と俺で隠れんぼをしていた

「じゃあ私が鬼ね!30数えるから、その間に隠れてね!」

「うん!」
「分かった。」

「それじゃあ行くよ、いーち、にーい…」


そして俺は数ある遊具のうちの1つの下にある小さな穴の中に隠れた

何故か、絶対ここなら見つからないと思う確信がその時はあった


しばらくして

「和哉みーっけ!」

「ちぇー、見つかったか。」

という声が聞こえた

どうやら和哉は見つかったらしい


「圭人どこだろ〜、圭人〜!」


降参するまで出て行っちゃダメだと思っていた俺は出ていかなかった


そのうち杏と和哉の声が聞こえなくなってしまい、どんどん不安になっていった俺はついに泣き出した



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