私の心を彩る君
顔から湯気が出るんじゃないかと思うほど熱いのが嫌でもわかる。
「えっ…それってどういう…?」
「これ以上は言わせるなよ。」
右腕で顔を隠している圭人君。
赤くなってる耳が見えてしまってる。
か、かわいい…。
でも私はそんな彼に言ってないことがあったのを思い出した。
「圭人君、あの…」
「ん?なに?」
そう言って右腕を少しずらして私を見た。
「私、実は運動音痴なの…」
「………え?」
目を見開いて驚く彼に私は続ける。
「でも私、係の仕事はちゃんとするから!体育祭では足でまといになっちゃうかもしれないけど、その代わりに係はちゃんとやる!みんなの力に少しでもなりたいの!」
圭人君に呆れられるんじゃないかと思って言えなかったけど、圭人君はそんなことないんじゃないかって気づいたんだ。
だって、杏ちゃんだって気づいてたのに呆れられなかったもん。