携帯フケータイ。
「ああ?」

おっさんはやたらでっかい声で聞き返す。

ああ?ああ?と、微妙に山彦が聞こえる。

「鳥田町なんかずっとむこうだべや。なして迷うのよそんなトコ」


なしてって……


俺は理由を素直に話した。

なんで知らないおっさんに説明しなきゃいけないのか分からなかったが、話さないとどこまでも追っ掛けてきそうな感じだったからだ。



< 33 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop