携帯フケータイ。
びっくりして俺は跳び起きる。

目の前には両手を腰にあてた親友の姿。


あの旅行から二週間後。

俺は大学の屋上で昼寝をしていた。

「なに?山ちゃん」

「なに、じゃないだろが」

「だって午後の授業まだだろ。もう少し寝かせろよ」

「あのなぁ」

山ちゃん、こと山下 匠は呆れたように俺を見下ろして言った。



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