初恋、嘘恋、片恋。
「....で?何よ。」
あたしはムスッとして、下を向いていた顔を上げた。
「5月の終わりまで...彼女やれ。」
か....彼女....!?いやいや...彪雅蓮の口からそんな言葉がでるはずない。
「あんた、発音悪いわよ。へ、変な言葉が聞こえたんだけど!」
あたしの耳か、あいつの口、どっちかがまちがちゃったんだよ...きっと。
でも、彪雅蓮は....馬鹿じゃねーの?と、こっちをにらんできた。