優しさ、そして愛


案内された部屋にはいると
白とピンクで統一された
なんとも女の子らしい部屋





うん、すっごく可愛い





「この部屋はお袋が
 いつか杏が来たときのためにって
 用意してたんだ」





お兄ちゃんから聞かされたその事は
私の胸を熱くさせた





離れていても私のことを
想っていてくれたんだ






「それでは準備ができましたら
 またお呼びに参ります」






竣さんが去っていくのを確認すると
お兄ちゃんは私に向き直った




「少し話をしないか?」





その言葉にうなずき
2人で私の部屋に入った






< 16 / 138 >

この作品をシェア

pagetop