オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


「石渡くんが謝ることないよ!

私が……こんな性格だから……」


「違くて、俺初めお前にひどい事いいまくった

なんか俺だけ避けられてるみたいでムカついて

それであんなん……ごめんな」


ううんと私は首を振る。

すると、石渡くんは私から一歩距離を置いて言った。


「俺、本当は今ちょっと嬉しかったんだ

お前それを話してくれたこと、それでも一緒に来てくれたこと


だから決めた。


長期戦で行く

俺はもうお前にむやみに触れたりしねぇから

だからさ、これからも話しかけてくれよ」







< 176 / 317 >

この作品をシェア

pagetop