オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


生意気な赤ずきんちゃんだ、本当に。

この僕をこんなにも色んな感情にさせるなんて。


「僕は覗きは良くないと思うな

見守ってあげることが一番いいと思うよ」


「そうだよね!

明日の2人を楽しみにしよう」


ふっ、笑みさえこぼれるよ。

この場に及んで見守ってあげるなんて



ガタンー

僕はイライラしながら席を立った。



「あれ、大神くんどこいくの?」



僕は赤ずきんちゃんを食べるために、

色々な細工をしてドアの前で待っていた。


それなのに、赤ずきんちゃんはまだ来ない。
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