アイノコトバ


「中に…出して…いい?」

「駄目」

だめに決まってる
恋人同士なわけでもないのに

私がそう返すと、男は一瞬切ない表情をし、
一段と腰を大きく振って達した

自らの欲望をシーツにぶちまけて


それと同時に私の体の熱も嘘みたいに引いていく

まるでなにごともなかったかのように


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