鬼主


「……んん…」


窓から差し込む光に反応したのかもぞもぞと布団が動く


「こーとーの!!起きろ!」


ばさぁと容赦なくヒナタは布団を剥ぎ取った


「……ひ、なた……も、朝?」


眠そうに瞼をこすりつつもコトノは起き上がる

ヒナタはコトノに後ろを向くように言えば、コトノは素直に従った

そしてそのまま手櫛で彼女の髪を整える


「コトノ、座ったまま寝ないでよ?」


「…ん」


「言った途端に寝ない!ほら、終わったから着替えなよ。俺はギル様のところに行くから」


そう言って軽く小突き、部屋を出て行った

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