桜が舞い散る頃に・・・ (完結)

始まりはあの日から


「ねぇ、梓〜ゲーセン行かね?」




「何でこんな雨の中行かなきゃいけないんだ」




「いいじゃん。行こうよ〜」



「行くなら一人で行け」



「そんな〜」




その日、俺と真穂は雨の中出歩いていた。



えっ、何の為にって?それはだな、実は俺等暴走族なんだよね。




って、言っても何処かのグループに入っている訳じゃないんだ。




まぁ、フリーの暴れ屋かな?
と、まぁ、ひと暴れした後だから何処かにいく気になれなかったんだよね。




早く家に帰りたくてさ帰ろうとした訳だ



「ん?」
「どうした?」
「いや、何か聞こえない?」

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