桜が舞い散る頃に・・・ (完結)

「ふっ、交換条件って訳ね、いいでしょ」



随分とあっさりいったな。何か裏があるのか？



「・・・って、言うと思って！」



バッ


「なっ！」


しまった‼


美穂は小さなナイフを取り出し


「動くな！」


「悠太！」


悠太の首筋にナイフを押し当てた


「…っ」



くっ、完全に油断してた


「あっははは！形成逆転ってね！」


「・・・っ」


悠太を助けるにも、今この場から動けば命の保証がない



「だから何だっていうのよ。こちらには悠太がいるのよ？」