僕の彼女は未来型(Lastsiensficton)
つまり、老紳士の話を要約すると、アインシュタインもビックリする様な、現在に存在する驚異の科学者が、崩壊しやすいワームホールの固定化に成功し、タイムトラベルの基礎をつくった事になる。


『ただ、そんな大発明なら何故、ネットやニュースの話題にのらないんだ?』


僕は疑問を映像の白髪の人物に話した。


『私たちは、過去の人間に未来の状況を提供したり、するのは、罪になるんです・・・だから、本来は話せないが・・・こちらにも事情があり、あなたには少しだけ話せる、法手続きを取らせて頂きましたので』


『ご都合主義だな、自称未来人さん?』


苦笑いした映像の老人は答えた。


『博士は発表する前に事故にあったと推測されます・・・我々も実際に調査をしましたが・・・・』


『そして、私たちは時空を調査管理する過程で、タイムフィールドの問題や、ある事象を観測したのです・・・それは、下手をすると時空の崩壊を意味する・・だからそれをとめる為に、彼女を派遣した』


『つまり、その、とんでも扉を発明した科学者は死亡した・・・ただし、装置は残った・・それに将来の何らかしらの事象があり、こちらに、おたくのエージェントを派遣した・・』


彼女は表情を変えないでその場に立っていた。


『その事象はあなたに関係あります・・だから、黒服の男に狙われた・・何故狙われたか、その内容は私たちでも、今はまだ、あなたに言えない・・・・もし、あなたが、信じてくれるなら、彼女があなたの影になりあなたを守る。
信じなければ、そのまま、記憶だけこちらで操作して、出会いは無かった事にする・・・』


何故自分が狙われるか、僕は知りたかった。


例え、誇大妄想のパラノイアであっても、答えは決まっていた。
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