【短】微熱。
「この距離がいいから。」




近すぎたらお前のこと壊したくなる。




壊してしまったらこの距離も終わり。




そんなの絶対に俺には無理だから。




「ねぇ・・・亮は、好きな人いる?」




いつもは強気で向かってくるくせに、




なんでそんな潤んだ瞳をするんだよ。




しかも上目遣いで見つめんな・・・。




「ねぇ、亮。答えてよぉ・・・。」




ボロボロと泣き出す瑠璃。




「えッ、るッ瑠璃ッ!?」




「ふぇ・・・この馬鹿者ぉ・・・。」




なんで俺、瑠璃に馬鹿って言われてんの?




「落ち着けって。」




その潤んだ瞳を見てるだけで、




壊してしまいそうで俺は瑠璃を抱きしめた。




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