とっても優しい俺様王子様♪
「え。もしかして僕が隣ってこと…忘れてたの?」


いかにも『話に夢中で忘れてました』って顔してるし。

俺の存在を忘れるとか…。
くそッ。


「酷いな〜。あ、そうだ。美里ちゃん!今日、話があるから…誰もいなくなるまでこの教室で待っててくれない?」

「は…い」


美里に聞くしかない。
誰が好きなのか。

『俺だったら良いな』

そんな期待を胸に抱いていたのに…。
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