いつか、また会える日まで。
第七章

──次の日






今日も朝から看護士が来た。


「おはようございます。具合はいかがですか?」



「おはようございます。大丈夫です。……強いて言えば、腕と足が痛いです」



「あはは……そうですね。痛み止め、置いておきますね」



「ありがとうございます」



「では、体温測ってください」



そう言って渡された体温計。


看護士さん待ってるし測るか……


──ピピッピピピピッ……



「36.8です」


「はい、ではご飯置いておきますね。10:30までに食べちゃってください」


「はい、ありがとうございます」




……とは言ったものの、いらないな。


ご飯なんて。




……お腹空かないし。
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