新宿のデカ
第25章
     25
 その週も週末が終わり、月曜になって、通常通り署に出勤する。


 先に来ていた島田に、


「おはよう、シマさん」


 と挨拶した。


「ああ、トノさん。おはよう。……お疲れ気味?」


「うん。俺も土日休んでたけど、疲労が溜まっちゃってるんだよな。きついし」


「少しは気晴らししたら?デカだって生身なんだから」


「まあ、そうだな。でも、休日ってやることないんだよね。外出することもないし」


「ずっとネット?」


「ああ。俺も暇持て余してるんだ。休日はね」


 そう言ってデスクに就き、パソコンの電源ボタンを押して、フロア隅のコーヒーメーカーへと行く。


 コーヒーを一杯淹れた。


< 179 / 810 >

この作品をシェア

pagetop