一週間だけ付き合って


「ふふっ、強がっちゃって。

でもやっぱ西村君があんたを好きになるってあり得ないわよね。

遊ばれただけでも感謝しなさいよ。」


余裕そうな、まるで勝ち誇った顔で笑うマナちゃん。


「マナちゃん、本当に私の事嫌いなんだね。もういいや。私、マナちゃんの事嫌いになるから。…ついでに西村君の事も。

だから安心して。
嫌いな私に好かれることもないし、
嫌いな私が西村君と幸せになることもない。

今まで親友でありがと。
マナちゃんにとっては親友のフリかもしれないけど私にとってはとてもいい親友だったよ。

…じゃあね。」


そう言って私は教室へ向かった。
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