愛されることの奇跡、愛することの軌跡
"山田さん"が部屋を出て、この室内には健吾、私、斉木さんの3人。


『私も一度失礼いたします』


と、斉木さんも部屋を出ようとしたところで、健吾に止められた。


『斉木にも話しておかないと』


健吾は、今回の結婚の話は本意ではないことを話した。


『そんなことですか、私は分かっていますよ、健吾様』


斉木さんはそう言って微笑みを健吾に向けた。


『なら、父さんはなぜ、今回の話を進めるのか、真意を俺は計りかねる、斉木の意見と、ここのところの父さんの行動がどうなのか知りたいんだ』


『いくら健吾様でも、社長の行動についてはお教えすることはできません。命に関わるのなら別ですが』


秘書は主に対して忠実に仕事するのね。
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