きっと、君が。
二章

▽不機嫌な君

「…んん。」


眩しさに思わず目を開けた。


目に飛び込んできたのは神崎の顔。


「うわぁっ‼︎」


思わず声を出してしまった。


でも、神崎は起きる気配がなくて少し安心。


今も手を私の腰に回しているから、うかつに動けない。


「ずっと…抱きしめてくれたんだ。」


どうりで熟睡できた訳だ。
< 41 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop