again






そして、彼が帰ってきた


そこから毎日毎日一緒に帰った


たくさん話もした






そんなある日のことだった




『12月いっぱいで辞める』





「え…?どうして!?ほんとに言ってるの?」






『うん…ごめんな』





「そ、そっか。
はぁー、寂しくなるなぁ…ハハ。」



わざと明るくふるまった。
私は、
泣いていませんか?
ちゃんと笑えていますか?


でも、どうしてだろう

疑問に思った。




「どうしてやめるの?」



『就職きまってさ、大阪行くんだよ!』











「大阪…」


遠いよ遠すぎる


『単位取れてるし、実家から大学通うからここ早めにやめた方がいいなーっと思ってさ』



「そっかぁ〜、いろいろ大変だね!大学生(笑)」








また笑ってしまった



こういう時
素直になれないのが

私の悪い癖なんだ




『寂しくなるけど頑張れよ!』


そう言って頭をクシャっとなでてくれた





もう、泣きそうだよ…




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