大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない

»誤解






「「「「「キャー雅人くーん」」」」



「だから、学校入ったら騒ぎになるって言ったのに。」


あっという間に女子に囲まれた。


「でも、つい……な。」


「もう、知らな~い。
じゃあね、雅人さん。」


私はその女子の集団から抜けようとした。


「助けろよ?
助けないんだったらキス、するよ?」


腕を掴まれ耳元で囁かれた。

また、きました。この脅し方。


「分かった……。」
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