君の居場所
もし、そうだったのなら、なんでもっと前に春音を取り戻さなかった?
春音の心に深い傷を負わせた奴らのくせして。
春音のためになるのなら、俺はなんだってしよう。
だけど、こればかりはわかんねぇ。
俺の腕の中にいる春音の顔を、そっとのぞく。
「頼斗・・・、お前、そんな顔もできたんだな。
甘い顔して、優しく見守るような目。
そんなに春音ちゃんのことが大切なんだな。」
「あぁ、もちろんだ。
俺には春音しかいねぇ。」