ー 遥彼方 ー 新選組と共に……





   緊急幹部会で土方はその旨を話し

    稽古後に全員に報告……………


  てつとげんを家に入れ、無線機を渡した

  土方「また新しいのが出たな……これは?」

   遥「無線機と言って、離れているところでも伝達できる物です。しかし、近江屋から屯所まで距離があるので近江屋から屯所までの間にてつとげんを立たせ、屯所で島田さんが受ける。  万が一、てつやげんが襲撃された事を考え、間の伝令を二人にします。

   近江屋からは烝が…………………」

  土方「無線機とやらは何台あるんだ?」

   遥「ヒロと私と健が持ってた三台です」

  土方「ほぅ………」

  遥「走って伝えるよりは断然早い」

   てつとげんに二台渡し、てつを壬生寺

    げんを西本願寺へ向かわせた

  遥「この距離なら三人とも圏内です」


  てつ「壬生寺到着~~~~~~」


  げん「西本願寺到着~~~~~」


  遥「お疲れ様。じゃ、二人ともお守り買って、住職の判を押して貰ってお参りして帰ってきて」

    てつ・げん「了解!」

    土方「何でだ?」

  遥「ちゃんと行ったかどうかの証拠が欲しいんでしょ?疑いの眼差しが刺さってます」

  土方「お見通しか」

 遥「何年一緒にいると思ってるんですか」

  土方「はいはい」

  
 てつとげんが帰ってきて、お土産を渡された


  遥「この御守りは二人が持ってな……

       ご苦労様でした」

      一両を渡した遥

  てつ「いらねぇよ……………」

  遥「じゃあ、明日、上手く行ったら

    皆で呑みな。ご褒美です!」

    げん「じゃ、有り難く頂く」

  
   げんとてつが家を出て一言

    土方「多過ぎねぇか?」

   遥「ま、いつも文句言わずに私に付いてきてくれるから……良いの良いの」

   土方「おめぇも甘いんだよ!」

   遥「私も甘やかされてますから……」



   ーーーーーーーーーーーーーー



< 288 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop