ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
PM10時
池田屋に踏み込んだ
近藤「ご用改めである!手向かうものは容赦なく斬り捨てるっっっ!!!」
総司「遥…行くよっっっ!!!」
遥「待って…」
総司「は?」
遥「これ…一気に飲んで!この暑さでは倒れる」
総司「そうですか…じゃ、頂きます」
遥「じゃ、行こうか……」
二人で階段を駆け上がり、近藤の援護にあたった。
近藤「総司と遥は奥の部屋へ行け!」
総司・遥「はいっっっ!!!」
廊下を駆け抜けると浪士達が抜刀し、切りかかってきた
二人で応戦し、部屋に入った
遥「吉田栄太郎っっっ!!!」
総司「はぁ?」
吉田「っっっ!!!よく知ってるね…」
遥「稔麿と言った方が良いですよね」
吉田「そうだね」
遥「一つ聞きたいことがある」
吉田「何…」
総司は吉田稔麿と話している間に他の浪士に斬りかかる
遥「幕府を倒す他に何をする?」
吉田「真っ二つになった日本を一つに纏める」
遥「じゃあ、此処で死んでる場合?」
吉田「俺は死な…」
遥「吉田稔麿は今日死ぬ!!!」
吉田「っっっ!!!」
遥「桂小五郎の手助けしなくて良いのか……此処で死にたいか?」
吉田「俺は強い!!!死ぬわけが…」
遥「死ぬよ……………………
どうする? 此処で死ぬか…桂小五郎を助け…久坂 玄瑞が挙兵するのを止め、高杉晋作の労咳を治すためにエゲレスに送るか……長州藩邸の前で切腹するか?」
吉田「何故っっっ!!!」
吉田は抜刀し、斬りかかってきた
遥「何故知ってるかって…………?」
カキン カキン カキン
遥「遠い遠い先の世から………………」
カキン カキン カキン
遥「来たからだよっっっ!!!」
吉田「馬鹿を抜かせっっっ!!!」
カキン ギリギリギリ………
顔が触れそうな距離で刀を交えた
遥「幕府は……間もなく……落ちる……」
カキン 吉田は刀を弾いた
私は一旦距離を置いた
吉田「信じられるかっっっ!!!」
カキン カキン カキン