無口でクールな先輩の彼女
「すっごい痛いんだけど。」


その声を聞いて、ずっとペコペコ下げていた頭を上げた。


「かっこいい…」


身長は高すぎず低すぎず…シュッとしてるけど筋肉はありそう…


「は?」


「じゃなくて、体育館の入口どこですか?」


「あっちだよ。」


「ありがとうございます!」
ニコッと笑うと、その人の顔が赤くなったのが分かった。

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