ある少女は孤独だった


『うみか!』
『お母さん!』

私たちは何度もそう呼び合っては、笑顔で抱き合った。

嬉しい

家族ができた。

そして何より嬉しいのは、新しいお家から海が見えるってこと。

やっぱり海は、私を見ていてくれる

お母さんと海と私。

これが、家族なんだ…

家に帰ってただいまっていうと、温かいご飯と、返事が返ってくる

これが、、、家族…

そう思うとまた、涙が溢れてきた


そんな私にお母さんはこう言った






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