To you ~ほんとに大好きでした~

気づいたら隣にいて
気づいたら大切で大事な存在になっていた。


「奏汰、がんばれー!この坂を登りきれば学校だよー!」

チャリの後ろで
優菜は応援。
まあ、俺は必死に漕いでますよね。

やっとの事で坂を登りきると
ぴょんと優菜は飛び降り

「私先行ってるね?」

なんて、短いスカートをたなびかせながら
走って学校に入っていった。

「チャリ早く止めてこねぇと。」

俺はもう一押し。



< 2 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop