男子1人のシェアハウス2


「やべーせっかくの修学旅行なのに制服汚くなった。」


「私も!」


「そっか笑一緒だな。ってか時間大丈夫!?」


「あっ!!忘れてた!!!!」


「えっ!!!?」


「まぁ大丈夫!」


「なら良かった。あの男達に路地裏に連れて来られたの?」

「違うよ。トイレ探してたら迷子になって路地裏に来ただけ。」


「なら、トイレ一緒に行こっ!」


サッと立ち上がると早見君は手を差し出した。


でも、まだ男子が怖い。


また裏切られるんじゃないかって。


自力で立ち上がった私を気にすることもせず笑って早見君は歩き出した。
< 138 / 171 >

この作品をシェア

pagetop