男子1人のシェアハウス2
「龍ちゃんは、私のもの。だから誰にも渡さないの。亜美って本当にしぶといね。早く龍ちゃん諦めてよ。」
私の前に来ると佳奈を思いっきり棒を振り上げた。
もう、死ぬんだ。
目を瞑った。
でも、私は生きていた。
体育倉庫の扉が開いた。
私は扉を見た。
そこには、龍平が手をボキボキ鳴らしながらこちらに向かって来ていた。
「佳奈。お前どういう事か説明しろよ。」
佳奈が持っていた棒を奪うと龍平は佳奈を鋭く睨んだ。