僕のとなりで。
サヤカと結婚の約束…僕は、それだけで、今までの自分とは違う気がしていた。

『カズヤとヒトミの出産祝いしよ~よ~!』


しばらく連絡をとっていなかった僕たちは、ユウの一声で久しぶりに集まることになった。


『おめでとぉー!!』

ヒトミの祝いなのに、ヒトミの母親が僕たちを招待してくれた。

『ありがとう。』

カズヤとヒトミが照れ臭そうに笑う。

『いいなぁ~!なんか、もう他には何もいりませんってカンジに見えるぅ~。』

うらやましがるチトセ。

『チトセちゃんだって、カレシ出来たじゃん(笑)』

アサミが突っ込む。

『まぁねぇ~(笑)』

『えぇ~!聞いてないよ!!誰?!あたし知ってる人?!どぉいう人~?!』

ヒトミが問い詰める。

『俺の紹介(笑)』

ユウ。

『へぇ~、紹介出来るような友達いたんだ~?』

カズヤ。

『どんな人?うまくいってるの?』

サヤカ。



久しぶりだけど、全然そんな感じがしない。
1つの話題に、みんなで食いつき、それぞれ話し出す。騒がしいけど、僕が安らぐいつもの風景だった。

なんか、嬉しくなった。

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