付き合う→結婚
「ほら! 早く行って!」


圭太の背中を後ろから押して無理やり歩かせる。


何かあっては遅いの!!


「分かった、行くよ! だから押すな!」


圭太にそう言われて、背中を押すのを止めると


「じゃあ、静を守ってね」


代わりに背中を一回バシッと叩いた。


「ああ……。                あっ…そうだ」


圭太は歩くのを止めると、振り向く。


「明日、何か用事ある?」


「明日? ないけど?」


「じゃあ……                           明日家に遊びに行って良いか?」
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