天才極甘党系男子



洗濯物をして干していると、
支度を始める携帯のアラーム。


「うわ、やば!」


急いで干すと、わたしは慌てて用意をする。


お土産を持って家を出ると、待ち合わせ場所に走っていった。


「あ、澄乃ーっ!!」


「咲和!」


もう来ていた咲和に、駆け寄るととなりにキリッとした男の人が立っていた。


「あ、こんにちは」


頭を下げるとその人も軽く頭を下げる。


「こんにちは」


凛とした声にわたしはなんとなく、背筋が伸びてしまう。



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